庶民でも買えそうな投資物件3種のキャッシュフローを比較してみた(アパート編)
まずはじめにアパートの購入を検討してみます。
<購入者のペルソナ>
・世帯年収で1000万円くらい
・不動産投資用に用意した自己資金500万円
・一都三県のどこかに在住
・初めて投資物件を購入したい
というざっくりとしたもの。
大規模修繕が必要になる前の段階の物件を
10年保有するという目線で比べてみたいと思います。(キリがいいから)
まずは理想の条件から
アパートも場所、構造、築年数によって値段はピンキリですよね。
とりあえず
・東京都内で1億以下で、利回り10%以上、築10年以内
というすでに厳しめですが、理想から探してみます。
本当に存在する物件で比較するため、検索に利用したのは
ベルもセミナー情報をのせている「楽待」です。
お!
あるじゃないですか。
検索結果は一桁分だけヒットしました。
5800万
足立区北綾瀬だけど、地下鉄から徒歩6分!
いい立地じゃないか。
しかも3年しか経ってないし。
ここでキャッシュフローシュミレーションをします。
自動でついてる機能を使います。
物件ごとにデフォルト値で出てくるシュミレーションがこちら
しかし自己資金は500万円しか持っていないので
設定を変えます。
そして入居率も90%は楽観的なので、
80%まで下げます(それでも楽観的)
どこの銀行から借りれるかは不確定要素なのでそのまま2%で
ああ、もう既に全然ダメそう。
毎年手残りが減っていて7年目でマイナスに転じました。
買う意味がない、
というかローンも多分通らないのでは?
気を取り直して次へ
・東京都内で1億以下で、利回り10%以上、築10年以内
→ 一都三県、5000万以下、利回り12%以上、築10年以内
に条件を変更。
18件ヒット。
一覧を見てみるとほぼ同じアパートが載っている、、
神奈川の本厚木駅からバス35分、
2500万、利回り15.5%、木造、築9年
これはきっと売れていない物件なわけですが、
脳内シュミレーションのためこの物件で。
さっきと同じように
自己資金500万を突っ込んで、入居率を80%で試算します。
10年目ギリギリで、年間0.2万円マイナスになりますね。
大事に貯めてきた500万を突っ込んで
2000万以上の借金をした結果
10年目ギリギリで、年間0.2万円マイナスになりますね。
大事に貯めてきた500万を突っ込んで
2000万以上の借金をした結果
10年間の累計キャッシュフローは163万
1年で16.3万
つまり月々は1.3万
思ったよりインパクトがないですね。
12年目の大規模修繕を乗り越えると
年間のキャッシュフローはプラスになりますが
累計キャッシュフローがプラスになってくるのは
23年目以降。
本厚木からバス35分の地域がどのような発展を遂げるかわかりませんが
衰退してしまうと入居率も当然下がりますし
家賃の下落幅も大きくなりますので
安全にお金を増やせる戦いではないことは確かですね。
(続く)