バックナンバー42「幻覚の世界」

こんにちは、ベルの礒崎です。

ソフトバンクと豊田自動車で合弁会社を

作り、新たなモビリティサービスを展開

していく記者会見の動画、最近毎日見て

います^_^

世界でも超一流のビジネスマンである

ソフトバンク孫さんと、

豊田自動車社長の豊田さんとの、

対談を聞いていると

気がつくことがあります。

それは、

続きは編集後記で、、、

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さて、本編に入ります

(前回からの続き)

FX投資代行サービスの説明をする

若い男性。

ちょっとオシャレな感じのスーツ

を着て髪型も美容院に行っている

感じです。ただ、若干伸びすぎてて

ややダラッとした印象も受けます。

外資系の金融機関でキャリアを

築いてきた人なのかな、だから

FXなんていう、まだ出できた

ばかりの新しい投資にも詳しい

人なのかな、などと勝手に思ったり

してました。

投資の勉強じゃなくてサービスの

勧誘だよなあ、と思いつつも、

一応彼の話をしっかりと聞きました。

そして話が進むうち、話を聞いて

いた集団で会話が始まりました。

「いやほんとすごいんだよ、彼。

私は3カ月前に申し込みしたんだけどさ

この運用報告書、見て」

「おおー!ほんとだ!すごい!

スパッとここで見切って売り注文を入れて

しっかり利益を出してるね!!」

「3カ月でほら、最初の資金が3倍以上

になってるでしょ」

「ええー!!!これ、やらない理由って

あるんですか?!」

「いや、ないんだよ。だから私は今月また

追加で資金を預けようと思っているんだよ」

「ええー!俺もおれも!!」

みんなワイワイ騒ぎながら羨ましそうに

運用結果を食い入るように見ていました。

当然、私も羨ましくて仕方ありませんでした。

私は大事な決め事をしていました。

それは、お金を稼ぎたかったら以下の

プロセスにこだわる、ということです。

お金が欲しい



まず自分の教育に時間とお金を投資する



お金を稼げる実力が高まる



実力がお金をもたらしてくれる

ということは、絶対に以下のプロセスには

興味を持たない、ということも意味して

います。

お金が欲しい



儲け話に飛びつく

しかし、現実にはこうでした。

お金が欲しい



まず自分の教育に時間とお金を投資する



中途半端な知識ばかりが増える



教育投資貧乏になる


モヤモヤする

そんな状況だったので

こんなまどろっこしいことはもうイヤだ、

セミナー貧乏はもうこりごりだ、

という気持ちが大変強くなっていました。

そして目の前では、一足飛びで大金を

得ている人達が複数人おり、

新規で申し込み手続きを始めている人も

たくさんいたので、

なんだかもう、麻薬か覚醒剤でも打たれた

かのような頭がクラクラしてしまうような

感覚に陥っていました。

冒頭の若い男性の説明が終盤を迎え、

最後に行った、締めくくりがヤバかった

です。

「私達はこうやって、まずは皆さんがお金持ち

になるお手伝いをし、そして次に自分達も

稼げるようになれればいいなと。」

「お金持ちになれるかどうかって、結局

こういうことが理解できるかどうかだと

思うんです」

全員に麻薬がキマった瞬間でした。

その場にいる全員が崇めるように彼を

見つめ、目をキラキラさせ、ボーッと

したような顔つきになりました。

なんて素敵で立派なことを言うんだ。

彼を信じよう。

そしてみんなで一緒に夢をみよう。

その日は全員、彼に対する感謝の気持ちで

いっぱいになって各自帰路につきました。

(次回へ続く)

【 編 集 後 記 】

孫さんと豊田さん、両名とも

話の中心に据えるのは、

ビジョンが一致していること

同じ思いを共有できていること

といったことに気がつきます。

これまでの私の経験を振り返ってみても

やはり人として一流な人ほど、

思想面

について語ることが非常に多いのです。

一方、そうじゃない人達の話題の中心は

稼げる手法

儲かる方法論

具体的なメリットの話

といったものなのです。

もちろん一流の人達も、そういう話は

分かりやすく説明します。

でも、決して話題の中心ではないのです。

言葉を選ばずに言ってしまいますが、

二流以下の人達は、思想やビジョンの話

にはほとんど反応しません。

または反応しているフリをして、受け流し

すぐ具体的な儲けの方法論に話題を戻します。

そして思想面の話を続けていると

くどい

長い

ウザい

暑苦しい

さっき聞いた

覚えてるから

といったような単語を使う特徴を

持っています。

私は、そういうことを言われてしまうことを

分かっていて、あえて思想面の話をクドクド

することがあるのですが

そうすることが非常に重要であるという

経験則があるからです。

是非、改めて記者会見動画を見てみてください。
https://youtu.be/UruEPwtXuOo