バックナンバー41「違和感。しかし。」

こんにちは、ベルの礒崎です。

先日、突然ソフトバンクとトヨタ自動車

の緊急記者会見がありました。

私はこれを見て

「近い将来、不動産の価値算定の基礎が

根底から大変化してしまうかもしれない」

と思いました。

記者会見の内容ですが、

続きは編集後記で、、、

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さて、本編に入ります

(前回からの続き)

O氏からの勉強会お誘いメールを

受けて

これまでの、本当にモヤモヤした

現状を打開できるかもしれないと

いう期待を高めました。

ちなみに、私は中学校時代の同級生

にも声をかけて一緒に参加すること

にしました。

そして当日。

O氏の自宅に行きました。見知らぬ

人達が沢山いました。合計30人くらい。

年齢も職業もバラバラでした。

50代前半くらいの男性もいれば

20代中盤くらいの女性もいました。

特にお互い自己紹介することもなく

過ごしていました。

私は色んな人と話したり仲良くしたり

するのが好きなので、ちょっと寂しく

感じていました。

あと、今日は勉強会と聞いていたので

投資の勉強をするのはそれぞれどんな

人達なんだろう、知ってみたい、そして

せっかくならお互い自己研鑽し合う同志

として交流を深めたい、と思っていたので

交流せず、ただ同じ場所に集まっているだけ、

という状況をちょっと気持ち悪く感じて

いました。

交流も相互研鑽もないと、

単にカネが欲しくて欲に駆られてたまたま

集められただけの集団、

という感じがあったからです。

内心、そんなことを思っているうちに

O氏の段取りにより、

キャッシュフローゲームが開始されました。

これはなかなか面白く、勉強になり

ました。

キャッシュフローゲームが終わった後

スーツを着た、ある若い男性が、

みんなの前に立ち、おもむろにFX投資

の話を始めました。

お、これが勉強会の始まりか?

と思って聞いていました。

が、ちょっと違いました。

どう違うかというと、

勉強というよりは勧誘なのです。

なんの勧誘かというと、

カンタンに言うと、FX投資代行サービス

の勧誘なのです。

しかもFX投資代行サービスの勧誘である

ということが分かるのは、話を最後まで

聞いてみて初めて分かるのでした。

(これって勉強じゃないよな、、、)

話を聞いている途中で徐々にそう思って

いましたが、

でも

話を聞き終える頃には、とてつもなく

彼の話に興味を持ち始めていました。

しかも抗いきれないくらい。

なぜだと思いますか?

「集団心理」というものを生まれて

始めて体験したからなのです。

(次回へ続く)

【 編 集 後 記 】

記者会見の内容ですが、

両社で力を合わせて合弁会社を設立する

というものです。

会社名はモネ・テクノロジーズ。

時価総額ナンバー1のトヨタと

時価総額ナンバー2のソフトバンク。

日本の2強が力を合わせて何をするかと

いうと

自動運転の技術を駆使して

「移動」に伴う新サービスを展開しよう

というわけです。

それを

「オンデマンド・モビリティ・サービス」

と表現しています。

そのサービスとは、たとえば

過疎地においてボタン一つで

家の前までやってくる移動コンビニ

移動中に料理を作って宅配するサービス

移動型オフィス

(22:15あたりからどうぞ)
https://youtu.be/UruEPwtXuOo

といったものです。

この事業を、なんと今年から開始すると

いってます。

今年ってあと2ヶ月半しかないですよね。

まずは戦略特区100地区から開始していく

ということです。

これを、

若さだけが取り柄の未熟なネットベンチャー

経営者が勢いでやろう、というのではなく

トヨタとソフトバンクの2強が

本気でやるのです。

なぜこの事業が不動産の価値算定の基礎

を根底から大変化させてしまうと思って

いるかというと

従来不便だと思われていた地域が

劇的にそうではなくなってくる可能性が

あるからです。

都市とは、なぜ不動産の価格が高いので

しょうか?

一言で言えば便利だからです。

便利だから人が集まり、不動産の需要が

高まり、価格が高くなるのです。

ということは、何かの変化によって

便利向上のルールが変われば

その新ルールに基づいた不動産の価値形成が

展開されていく、ということになります。

そして旧来の価値形成ルールが機能

しなくなる、という状況ももたらす

可能性があります。

それを実現する可能性があるのが

今回の新事業です。

今回の事業は日本の現状、課題を

見据えた上で、どんな解決を提示

しようとしているかというと

買い物困難者や過疎地域といった

深刻な問題、課題を同サービスで

解決しようとしています。

ということは

そういった課題を抱えている地域ほど

便利な地域に変わっていく可能性が

ある、とも言えます。

ベルの不動産投資手法は

問題解決型不動産投資

である、と何度も言ってます。

そしてセミナーではいつも、

問題解決型であったり、社会的価値

の高い活動ほど、意図せずして

ラッキーの追い風が吹きやすい、と

何度も主張してきました。

私個人の経験則でも、はっきりと

そう言えるのです。

もしかしたらこの事業が本格展開されても

不動産の価値になんの影響も与えないかも

しれません。


でも私には、大きな地殻変動が起きる

先行指標のように思えてならないのです。