バックナンバー17「チャンスと恐怖」
こんにちは、ベルの礒崎です。
台風が直撃する、ということだったので
昨日はオフィスへは行かず自宅で仕事
してました。
でも結局、東京は普通の小雨という
程度でしたね。
ちなみに台風で物件に被害が出たら
きちんと火災保険を使って保険金の
申請はしましょう!
さて、本編に入ります。
(前回の続き)
回答はシンプルに
200万円のコンサルティングで
お願いします
というものでした。
こいつはすごい、と思いました。
まだ会った回数は1回だけ。
あとラインで多少のコミュニケーション。
安めに済まして中途半端なメリットを
取りにいくのではなく、大きな一手で
本丸を取りに行く気迫、静かな炎を
内に秘めている人物だ、と思いました。
そしてチャンスを取りに行く時の
アプローチが私と似ている、とも
思いました。
どんなアプローチかというと、
あ、これは大物だ!
と直感したら、
必要以上に細かい情報収集をしたり、
単に決断力がなくて時間をかけて検討、
というようなことは一切せず、
まず、なりふり構わずおさえに
かかります。
大きなチャンスというのは時間を
かけて検証しているヒマなど
大抵なかったりします。
もちろんそれに伴うリスクはあります。
恐怖や迷いもあります。
それについて、どう考えているかと
いうと、
その決断をした結果、支払うべきコストが
人生をダメにしてしまうほどのインパクト
であるか、そうでないか
だけ、考えます。
たとえば、ある巨大なチャンスをものに
するには1兆円の負債を抱えるリスクが
伴うとします。
1兆円のリスクは今の私にとって
一撃で人生をダメにしてしまうので
さすがに直感ですぐに決断しません。
一方、ある巨大なチャンスをものに
するには1000万円を失うリスクが
伴うとします。
それならば私は細かい計算をせずに
直感のみで一気に確保しにいきます。
なぜなら、1000万円のロスならば
一撃で人生がパアにならないから
です。きついリスクではありますが
死ぬ気になって働けば何とかなります。
私の経験上、
本当に巨大なチャンスというのは、
たいてい恐怖とセットでやって来ます。
恐怖の伴わないチャンスは
たいていチャンスに見えるだけで
実はチャンスでも何でもなかったり
します。
安心感のある、チャンスに見えるもの
とは、そのように見えるよう、
ある意図をもって人為的に加工されて
おり、
後から真の恐怖が待っていたりします。
しかも取り返しのつなかいほどの。
物を失えば小さく失う。
信頼を失えば 大きく失う。
勇気を失えば 全てを失う
と、言ったのは確か、J・F・ケネディ
だったかと思います。
勇気を放棄し、他人に作ってもらった
安心感に飛びつくのが、
どれだけ割りに合わないか。
モノ(カネ)を失うリスクを取って
決断することが、どれだけ最大の
リターンを生むか。
とてもよく言い表していると思います。
キーワードは
知性と勇気
それだけです。
あと、時間をかけずに即決で、
リスク全引き受けモードで突撃する
自分のその姿を、
高いインパクトをもって周囲に示すこと
これのメリットが非常に大きいのです。
「あいつは何だかすごい!」
「タダモノではない!」
主要人物達に、一撃で、そんな
インパクトを与えられるのです。
脳裏に焼きつかせることができる
のです。
もしかしたら、獲得しようとしている
チャンスよりも、こちらの方がメリット
が大きかったりします。
最近の私自身の事例は
Weworkに入居したことです。
(Weworkについて)
https://www.wework.com/ja-JP/
スタッフから説明を聞いて15分経過
した段階で、もう細かい説明はやめさせて
即、入居申込しました。
このことはWeworkのスタッフの間
でも話題になったようです。
ちなみに説明内容はボンヤリとしか理解
していませんでしたが、もう直感的に、
これはヤバイ、すぐおさえにかからな
ければ!
と思いました。
Weworkの家賃は一般的に非常に高い
と言われていますが大して細かい計算
もせず、とにかく入居だ!と思って、
その場で入居契約手続きを進めさせま
した。
そしてその決断の結果、
Wework 内で、すぐに高額の受注を
取れました。
そしてそれと同時に、
ソフトバンクの孫さんと直接会い、
Wework創業者、Adam Neumannと
親交を深めることができました。
ちなみにそこまでのメリットを享受
できているのは日本のWework会員の
中で私だけです。
私は、勇気をもって直感的に即決
することが、どれだけ割りがいいか
経験上よく知っているのです。
もちろん、その即決がハズレの場合も
ありますが、ハズレの確率は低いと
同時に
当たった時が大きいので、過去の
ハズレなどすぐ帳消しになるのです。
投資家とは、あらゆる点において
利回りの高い(割りのいい)選択を
しなければなりません。
その要が、
勇気ある決断力
に、なります。
S氏は、私にそれを示したので
すごいな、と思ったのです。
もちろん「蛮勇」ではいけません。
知性と直感をもって、聡明な決断を
即、できることが大事ということです。
次回はS氏に行ったコンサルティング
の活動と、その経緯、結果について
お話しますね。