バックナンバー68「同情できず」

こんにちは、ベルの礒崎です。

昨晩はWeworkで少しだけ仕事を

しようと思いました。

さすがにこんな時期だから誰もいない

だろうと思ったら、

12/30の夜だというのに何人か仕事して

いる強者がいました!!

こんな日に、なに仕事してるんですか!

と、声かけたら、お前もだろ!と返されて

しまいました^_^

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さて、本編に入ります

(前回からの続き)

※2005年-2006年当時の私の実際の話です

※当時はサラリーマンをしていました

FXの運用代行、A社によるサギ発覚により

被害者のうち2名と話す機会がありました。

今回は彼らとのやり取りについて書きます。

1人は30代前半くらいの男性。

もう1人は30代中盤くらいの女性です。

もともとこの出来事は、O氏主催する投資

の勉強会(と称した単なる勧誘)にて、

FXやら株やら不動産やらの売込みで始まった

もので、この勉強会の参加者は30名強いた

わけですが、

各参加者同士、ちゃんと会話しないし、

ちゃんとした交流がなかった。また各々

交流しようともしていなかった。

私はそれが毎回微妙にイヤだったわけですが

サギ被害が発生したことによって初めて

ちゃんとしたコミュニケーションを取る

ようになりました。

まず、男性とは直接会いました。

名前はもう今では忘れてしまいました。

彼の職業は、その業界では圧倒的No.1の

外資系ソフトウェア会社です。

かなり年収は高かったと思われます。

彼とは秋葉原で待ち合わせし、

ヨドバシカメラの上の階にあるラーメン屋

で食事しながら話をしました。

最初のうちは落ち込んだ様子では

ありましたが普通に会話できてました。

自分が悪かった、間違っていた、反省

しないと、みたいなことを言ってました。

でも話が進むにつれて、どんどん声が

大きくなり、あいつは許せねえ、ふざけるな

と言い始め、さらに声が大きくなっていきま

した。

あまりの声の大きさと話のレベルの低さ。

周囲に丸聞こえでした。

それでも私は彼が気の毒だと思い、気が

済むまで話し続けさせてあげようと

考え、恥ずかしさを我慢して彼の話に

付き合っていたのですが、

さすがの私もあまりの恥ずかしさに耐え

きれなくなり、

ち、ちょっと、声が大きいから

もうちょっと小さく・・・

と言いました。

私は余程のことがない限り、こんな風に

人の話を遮りませんが、本当に耐え難い

ほどの、みっともない状況だったのです。

それで彼はハッとなり、声を普通に戻し

ましたが、でも3分も持ちません。

すぐまた大きな声になり低レベルな話を

延々とオチもなく続行するのです。

だめだ、ラーメン屋では周囲に声が聞こえ

すぎる。

お店を変え、喫茶店に行くことにしました。

次の喫茶店でも、ずっと低レベルな毒吐き

トークが延々と続きました。

彼の顔には、どこにも幸せそうなものは

見当たりません。

私は彼の話を聞いているフリをしながら

実際に注目していたのは、

彼の無知、彼の感情的聡明さ(E.Q)の低さ

から始まって、どんな因果で今の彼の表情を

作るに至り、こんな言葉を撒き散らすように

なったのか、その因果をずっと考えている

だけでした。

申し訳ないのですが全く同情する気に

なれないのです。あの表情、あの言葉

を発している限り。

醜い。醜すぎるのです。

たぶん、この世の全ての人達にも同じ印象

を与えていることでしょう。

だから彼の立場に立って親身に助けてくれる

人はいないと思います。弁護士含めて。

最後に私は言いました。

私が途中で手を引こうと思った理由は

やはりこれは普通に考えておかしい、と

思ったからだ、と。

それを言ったら、瞬間的に彼の表情が

変わり

「え、もしかしてお前だけ最初から

サギだと知ってたのか?」

みたいなことを言いだしました。

違う、そうじゃない、そんなこと知って

いるわけがない。

冷静に考えて、本質的に考えて、

こんなの良くない、と自分で結論を

出して手を引いたに過ぎない。

でも、あの集団熱狂の中で、たった1人

私だけが、みんなに対して、

せっかくここまで盛り上がった熱に

水をさせなかった。なんの根拠や証拠も

ないのに。

だから1人孤独に、静かに撤退の決心を

しただけだ。

あの場において私のそんな話に耳を傾けて

くれるような人がいたと思いますか?

と、言いました。

そうしたら、彼は

「確かにそうだ。もしあの場で礒崎さんが

そんなこと言ったら、あーあ礒崎さん、

かわいそー、みたいに非難されるのが

オチでしたね。」

と言いました。

こんな感じで、何の生産性もない会話を

延々と4-5時間くらい付き合い、ようやく

お別れすることができました。

彼はいま何をしているか知りません。

(次回へ続く)