バックナンバー82「怖い」

こんにちは、ベルの礒崎です。

今日は、ある方と打合せしてきました。

ベルの事業を第2フェーズへと移行させる

ための仕掛けを構築するためです。

過去に弊社のセミナーにご参加したことが

ある方ならご存知と思いますが、

現在のコンサルティング事業、つまり

教育事業は、50名までの受講生を

集めた段階で終了とし、

その後は第2フェーズのビジネスモデル

へと移行する予定でいます。

私はベルという会社を作った理由は

投資家相手に商売してお金を稼ごうと

思ったからではありません。

続きは編集後記で、、、

(メインセミナーページ)

実質利回り20%以上の空き家投資

◆知性UPに投資を!

コンサル&代行サービス紹介セミナー

https://www.rakumachi.jp/infoseminar/?realtorid=9312

さて、本編に入ります

(前回からの続き)

私は図々しくも東京から和歌山に乗り込み

彼らになんのメリットも与えられないのに

彼らは広い心で私を受け入れてくれて、

アフィリエイトの、とっておきの技の数々を

私だけに教えてくれました。

M氏が講師を務めたアフィリエイト合宿で

教えてくれたノウハウは、

椅子から転げ落ちるくらい衝撃的な内容

でしたが、

和歌山で教えてくれたノウハウは、合宿での

それをさらに凌駕する内容でした。

そしてM氏はアフィリエイトだけでなく

不動産投資においても驚愕なノウハウ、

実績の持ち主であることが分かりました。

大正時代のアパートに投資して実質利回り

20%以上だったり、

築100年の、どでかい平家に投資したり

ベランダが、あからさまに傾いている

2階建ての戸建てだったり、

精神病になってしまったおばあちゃんが

アパートの入り口で毎日、自転車に

またがってペダルを空回ししながら

ホーヒョヒョヒョと笑っている

住人のいる物件に投資したり。

外階段が崩れ落ちる寸前の5階建ビルを

土地付きで50万円で購入していたり。

しかし数字のパフォーマンスは最高なのです。

実質利回りで50%だったりするのです。

ついでにM氏の友達も、同じような

パフォーマンスでした。

この人、ほんとに人間なのか?

そう思いました。

そしてM氏は、

「礒崎さんが不動産投資やる時は

しっかり教えますよ」

と、言ってくれました。

げ!おばあちゃんのことが頭をよぎり

一瞬躊躇しましたが、

しかし!

ついに、絶対に勝てる不動産投資の

ノウハウにまでたどり着いた!!!

そう、弊社の空き家再生型不動産投資の

ノウハウは、ここが発端なのです。

私が不動産投資をやりたいと思うように

なったのは2003年です。

保守的な私は、絶対にきちんと儲かる

不動産投資の方法を学ぶまでは絶対に

投資なんてしない!

そう思い、

不動産投資のあらゆる本を読み、

不動産投資のあらゆるセミナーに参加

しました。

その結果、分かったことは、

世に流通している「ノウハウ」の9割以上は

ロクなもんじゃない、ということが分かった

だけ

ということでした。

しかし2006年になって、

ついに辿り着きました。

きちんと利益の出せる不動産投資の情報源に。

あとは、その「不動産投資をやる時」を

いかにして作るか、です。

しかし私には不動産投資をするための

お金がありませんでした。

年収は450万円もないくらい。

貯金は25万円くらい。

このまま、この待遇のサラリーマンを

続けていても

最初の1件目に着手できるのに、いったい

どれだけの時間がかかることやら。

というか何年待っても無理。

なぜなら私の月次の家計は赤字だった

からです。

半年に一度のボーナスで累積赤字が

解消され、

そのあとまた半年は月次の赤字が続く

という状態でした。

ただ単に生きてるだけ

という家計状況だったのです。

これでは時間が経過してしまうだけ。

そして単純に年齢を重ねれば重ねるほど

事態は悪化してしまいます。

意味もなく年齢を重ねるとは

そういうことです。

この状況を根本的に打破するためには

膨大な時間。

これをまず確保しなければならない、と

思いました。

時間さえあれば、M氏から教えてもらった

アフィリエイトに集中できる。

アフィリエイトで月収100万円以上を稼げる

状況を作れば不動産投資の元手が作れるので

一気に不動産投資の世界へと突入できる。

M氏に教えてもらったアフィリエイト手法で

月収100万円に到達するのに、

サラリーマンをやりながらでも可能かな、

とは思いましたが

それでは時間がかかりすぎる、と感じました。

それなりに集中しないと、すぐに結果を

出すのは難しい内容ではありました。

あと中途半端にサラリーマンをやりながら

と保険をかけて取り組む、というのは

なんだか腹がすわっていないというか

決意が全然足りない、みたいな感覚が

ありました。

M氏の私に対する気配り、思いやりに

対して、とても失礼みたいな感じも

ありました。

M氏の、人生における、とっておきを

なんのメリットもないのに、私に提供

するなんていう、とんでもない気前の良い

オファーをしてくれているというのに、

それにひきかえ、この俺はどうだ。

サラリーマンを辞めない、などという

しょうもない保険をかけて、

安全な場所から降りずに、メリットだけ

拝借しよう、ということですから。

男らしくない

M氏が提供してくれている価値を侮辱

しているような感じがしましたし、

そんなことを思っている矮小な自分自身に

呆れました。

そうはいっても

サラリーマンを辞めてアフィリエイトに

集中すれば、生活していけるだけの収入が

絶対に確保できる保証はありませんでした。

いやしかし。

状況を変えるために。

お金じゃない。

時間だ。

時間を確保しなければ。

時間は有限です。

お金は、たとえ減ってしまったとしても

後からまた増やすことが可能です。

しかし時間は、減ってしまったら後から

増やせないのです。

当時31歳でしたが、1年経過したら32歳に

なってしまいます。

31歳の若さ、健康状態、周囲の環境と

いうのは、もう取り戻せない。

たとえお金を払っても。

年齢が高くなればなるほど

健康が悪化する、生活コストが上がる、

両親を含めた身内に色々と何かが起こる

などなど

大抵、悪材料ばかり出てくるものだろう

と思いました。

となると、これから先、

最も決断リスクが低いタイミングは

一体いつなのか?

と考えると、常に「今」ということに

なるのです。

決断を遅くした方がいい積極的な理由など

どう考えても見つかりませんでした。

若いうちならマクドナルドでお腹いっぱい

にしたって大して健康に影響なく

無理がききます。

もし収入がなくなったら、実家に戻るなり

独身の友達の家にしばらく居候させて

もらうことも可能。

年をとったらきついです、こんなこと。

今、会社を辞めれば、最小リスクで

膨大な時間が手に入る。

将来、会社を辞めたら、今すぐ辞める

よりも必ずリスクが高まる。

高まるリスクを放置するメリットは?

ない。

流れ出す放射能を

そのまま放置するメリットがないのと同じ。

若い時に時間さえ確保できれば

どうにでもなる。何でもできる。

時間を確保できなければ、

お金も、ノウハウも、人脈も、何もかもが

活かせない。

どう考えても会社を辞めるしかない。

会社さえ辞めれば、

24時間365日、全部を、

やるべきことに全投入できる。

誰の目も気にせずに。

会社を続けると、守れるものは、

年収450万円弱と、

月次赤字の家計、

増えない貯金

という生活。

こんなの、まったく守る意味がない。

未来は変わらない。

そして老後破綻の道へまっしぐら。

和歌山のみんなは、絶対に手の届かない

世界へとサヨナラ。

彼らはせっかく私を手伝う、と

言ってくれたのに

なんだよ、煮え切らないやつだな

もういいやあんなやつ、ほっとこう

と、思われてしまうかもしれない。

うわーそれはヤバイ!!

でも怖い。

会社辞めるなんて怖い。

固定給が入ってこない生活。

毎朝行く場所が決まってない生活。

定職がない。

周りの人はどう思う?

カッコ悪くないか?怪しくないか?

きちんと会社勤めしてれば、

立派な社会人やってて、キチンとした

人だね、と見てもらえるとけど

もうそんな風に見てもらえないかも

しれない。

そんなつまらないことを気にする自分を

発見しました。

なるほど、人間って、

こんな小さくてつまらないことを、

とっても大事に守っているものなんだな、

と気がつきました。

何をするか、毎日自分で決めないと

いけない。

そんなこと、やったことない。

怖い!

でも、未来に向けて何をしなければならないか

気づいてしまった。

分かっているのに、やらないの?

いや、そういうわけにはいかない。

欠乏する恐怖

体面を失う恐怖

まさかまさかまさかまさか

ほんとに会社辞めるの?

この俺が?正気か?

たとえるなら、

確実に沈みゆく船の上に、ガタガタと

震えた子猫達が何匹もいて、

頼りげなく、か細い声でニャーニャーと

鳴いている。

恐怖で凍りついて、

動けない。

震えて毛が逆立っている。

瞳に浮かぶのは、たっぷりの恐怖。

でもこのままだと死んじゃうことだけは

分かってる。

ここから逃げなきゃいけない。

でも船の外を見ると

まるで鳴門の渦潮を思わせるような

激流の海。

https://www.city.naruto.tokushima.jp/manabu/kanko/uzushio/

飛び込むしかない。

飛び込みたくない。

怖い!

激しい音。激しいうねり。

足がすくむ。逃げたい。

1番やらなきゃいけないことが

1番やりたくないことである、

という

超葛藤。

迷っている間にも刻々と過ぎ行く時間。

リスクは右肩上がりに高まるばかり。

容赦なく流れ出る放射能のごとし。

決断しないと

このままでは手遅れになる。

東京に戻った私は、

一気に未来を打開できるかもしれない、

という希望、興奮と、

絶対に避けたいと思う選択肢に怯える

恐怖との間で悩み続け、

1人孤独に、ひたすら弱い自分と

戦っていました。

(次回へ続く)

【 編 集 後 記 】

誰もが見捨てた空き家を次々と

利回り20%以上に変えていける

能力があるのなら、

なぜ、わざわざ、ノウハウを

バラましまくるコンサルティング

なんてやるんだ。

目立たないよう、コソコソと隠れて

ライバル不在のマーケットで一人勝ち

してた方がいいんじゃないか?

たまにそういう質問を受けます。

私の満足ポイントが、

個人や身内の幸福度の向上にあるのなら

それが正解だと思います。

しかし私の満足ポイントは、そこに

ありません。

そんな小さなことなど達成できて

当たり前であり

(現実にできてるかは置いといて)

もっと、大きな問題、百万の人々が

抱えている悩みに対して

自分は何が成せるだろうか、ということで

悩んでいたい、という思いがあります。

だから、私がたまたまの経緯で授かった

この能力を

空き家問題の解決

住宅確保要配慮者問題の解決

これに捧げたいと思ったのです。

これが、自分の活動を事業化した理由です。

そして国家レベルの大きな問題を解決

するためには

いつまでも小さくやっているわけには

いかない。

スケールさせるためにはビジネスモデル自体

進化させなければならない。

それを具体的に実現する方法が

第2フェーズのビジネスモデルです。

そのあとに第3フェーズのビジネスモデル

もすでに考案してあります。

今年も、あっという間に3月中旬に

さしかかりました。

よって第2フェーズ推進のための

具体的な仕掛けを展開するために

今日、協力業者と打合せをしました。

第2フェーズとは、どんな内容なのかは

セミナー終了後に、いつも解説して

いますが、

(今週末のセミナー)

https://www.rakumachi.jp/info_seminar/show/36166

第2フェーズでは

不動産投資の再発明

これを実施していきます。

アップルのスティーブ・ジョブズは

電話を再発明し、iPhoneをリリース

しました。

インターネットは、

広告業を再発明しました。

小売業を再発明しました。

再発明により、これまでの常識が

圧倒的に崩壊し、これまで人類が

見たことのないほどのパフォーマンス

を発揮しました。

私は不動産投資を再発明し、

今年からそれに集中していこうと

計画しています。

なぜなら、それによって空き家問題の

解決スピードを圧倒的に加速できるで

あろうと考えているからです。

利回りも段違いです。従来の10倍以上の

パフォーマンスを発揮できます。

しかしリスクは従来の不動産投資よりも

圧倒的に低くなります。

こういうのを

パラダイムシフト

と、言います。

ベルが第2フェーズのビジネスモデルに

移行したら

しばらく皆様とはお別れになります。

なぜなら第2フェーズは投資家を対象に

したビジネスモデルではなくなるから

です。

でも私は大勢の人達と接するのが好きです。

だから、第2フェーズに移行しても

このメルマガは続けていきたいと思って

います。