バックナンバー84「固まった心」

こんにちは、ベルの礒崎です。

最近、思うことなのですが、

弊社のコンサルティングの価値って

ボロボロの廃墟であってもリフォーム費用を

安くできる、という点だけじゃなく、

強烈な指値を何度も通すノウハウも結構

価値があるのかもな、と思うようになり

ました。

指値を通すくらいは、大した価値は

ないでしょ、と思っていたので

なんだか気づきませんでした。

そこでコンサルティング生、I氏の実例を

ご紹介します。

続きは編集後記で、、、

(メインセミナーページ)

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さて、本編に入ります

(前回からの続き)

私が当時勤務していた会社は

財務系のソフトウェア開発・販売会社

でした。小さなベンチャー企業です。

その会社で私は1人でマーケティング全般

を手がけていました。

マーケティングの経験者がいて指導して

くれたわけではありませんでした。

その会社は、ある1人の公認会計士が

一大決心をしてリスクを背負い立ち上げた

会社でした。

彼は最初は商社の経理部で勤務し、

その後、公認会計士になり、監査法人で

勤務、

そしてたった1人で自分の会社を立ち上げ

たのでした。

そういった経歴のため

営業や販売促進などの基礎を全然

知らなかったのです。

営業部はありましたが、とりあえず

営業経験のある人達を雇い、

営業させていただけでした。

とても非効率な販売体制でした。

そこで私は会社に提案をしました。

見込み顧客を新規で発掘することだけに

特化した部隊と

発掘された見込み顧客に個別営業を

かける部隊に分けるべきたと。

しかし見込み顧客を新規で発掘する、

つまりマーケティングなんてどうやれば

いいか、社内の人間は誰も分かりません

でした。

そんなに簡単にできるわけないだろう、

それはプロの仕事だ、と言われました。

そこで仕方ないので私が1人で

行いました。

まずは本屋に行き、

「マーケティングの教科書」みたいな

基礎的な本を買い、死ぬほど徹底的に

読んで読んで読み込みました。

そして手探りで、ひとつひとつ実践

していきました。

その結果、新規顧客開拓ができるように

なりました。

チラシの1枚、雑誌広告、顧客を強烈に

惹きつけるウェブサイトの内容、

FAXダイレクトメール、などなど、

ガンガン作り込みました。

キャッチフレーズの作成を1人で

1000本ノックもやりました。

徹底的に予算を絞り込んで、

でも気迫だけはこの世の誰にも負けない

気概で

本当に徹底的に、倒れるくらいに

コンテンツを作り込みました。

実際、本当に倒れて2週間入院もしました。

しかしその甲斐あって

毎月毎月、安定的に、新規顧客開拓でき

ました。

来月こそ開拓できないかもしれない、

来月こそ開拓できないかもしれない、

と、毎月思いながら、

実際は毎月、新規顧客開拓できていました。

社長が講師を務めるセミナーは、毎週

満席にできました。

この俺がやっているんだ、満席にできない

なんて事態になど、なってたまるか、と

思いながら頑張りました。

外部のパートナー企業は、私がたった1人で

集客しセミナー段取りしている様子を見て

大変驚いていました。

しかしそうやって頑張って言い訳抜きで

結果を出せば出すほど

営業部では陰湿に微妙な嫌がらせを

されたり、無視されたり、陰口を

叩かれたりしました。

ベンチャー企業というのは、

決してブランドある大企業ではないので

必ずしも優良な人材ばかりではないのです。

モラルの低い人間を採用してしまっていたり

するものなのです。

そしてそういう人は社内の人間関係を

上手にやりくりすることには長けて

いたりします。

とても悲しかったですが、でも大して

気になりませんでした。

なぜなら、私は仕事できちんと結果が

出せる人間になりたかったからです。

そして社長とは非常に仲良く楽しく

仕事ができていたので

それだけで充実していました。

彼らよりも給料を低くされていましたが

(彼らは人事部長を取り込んでいた)

私は、とりあえず最低限の生活ができる

程度の収入があればそれでよい、と

思っていたので

本当に気になりませんでした。

ただ、仕事ができる能力と

給料を上げられる能力というのは

違うものなのだな、ということは

学べました。

とにかく私は、

真剣に何かに打ち込んで、

言い訳せずに結果を出す。

これだけできていれば他に欲しいものは

ないくらいでした。

しかしある日。

私がいつも通り、魂を打ち込んで集客

したセミナーに、

突然、社長が講師を欠席する、と言い出し

ました。

理由は、

モラルの低い営業部の人間達が

どこから連れてきたのかも分からない

怪しげな人間と、社長の面談を

セッティングしてしまったからです。

詳しいことは忘れましたが、

その怪しげな人物は、見込み顧客を

たくさん紹介できる、という触れ込みで

現れたのです。

ごまかし抜きで、真面目に営業をしてきた

人間が見ればすぐ分かるのですが、

その人物は絶対にそんなルートなど

持ってはいない、というのは雰囲気で

分かるのです。

しかし社長は営業部の人間の口車に

乗せられてしまい、

セミナー講師の予定をキャンセルして

その怪しげな人物と会う、ということに

してしまったのです。

そして代打として

社内の他の公認会計士にその日はセミナー

をやらせる、と言い出しました。

冗談じゃない。

その公認会計士も、あまり褒められた

人物ではありませんでした。

少なくともセミナーで、顧客に対して

信念をもって魂のメッセージを発信

できるような人間ではありませんでした。

こんなやつが、たいして真剣な気持ちも

持たずに、

俺が毎月魂を打ち込んで集客したセミナー

の講師を、やれと言われたから、ただやる、

という程度の心構えでやるのか。

俺がお客様に真剣に届けたメッセージ。

これを信じて集まってくれたお客様に、

こんなやつの、つまらない講演を聞かせる

わけか。

お客様に対する裏切り行為だ、これは。

営業部にも、まんまとやられた。

神聖な気持ちでやった仕事を、こうも

踏みにじられたか。

そして社長は、彼らの低モラルを見抜けず

俺が必死になってセッティングした場と、

後約束のしょうもない面談を比較し、

後約束を優先したのか。

さすがに社長に激しくいいました。

「傷つきますよ、僕は少しでも会社の

業績が良くなればと思って、慣れないことを

必死になってやってきたんですよ。」

「集客してから社長のセミナーにお客様を

送るという行為は、魂のバトンを渡して

いるような気持ちなんですよ。ここまで

必死になって走ってきたのにバトンを

受け取ってくれないんですか。

誰にも理解されずにここまで走ってきた

ランナーの気持ち、分かりますか?」

社長は色々言い訳していましたが

でも怯んでいました。

そしてその日の夜。

「辞めよう」

そう決意しました。

(次回へ続く)

【 編 集 後 記 】

以下は、コンサルティング生のI氏からの

文章です。

そのまま転載します。

1. 水戸市吉富町

(1) 床面積 74.38平米

(2) 売出価格 2,200,000円

(3) 購入価格 1,500,000円(32%値引)

(4) リフォーム費用 1,558,092円

(5) 月額家賃 45,000円/月 54万円/年

利回り17.6%

2. 野田市桐ケ作

(1) 床面積 70.38平米

(2) 売出価格 2,850,000円

(3) 購入価格 2,300,000円(20%値引)

(4) リフォーム費用 615,440円

(5) 月額家賃 50,000円/月 60万円/年

利回り20%

3. 古河市三和

(1) 床面積 68.72平米

(2) 売出価格 1,900,000円

(3) 購入価格 850,000円(56%値引)

(4) リフォーム費用 1,511,576円

(5) 月額家賃 50,000円/月 60万円/年

利回り25%

4. 指値を通せて気が付いたこと

(1) 三井のリハウス、ハウスドゥなどの大手や、組織のしっかりとした会社では、窓口の仲介者はサラリーマンなので指値はやりにくい。

(2) 売主からほぼ権限を委譲されているようなキーマンが仲介者であると指値を通しやすい。

(3) 物件の欠点を金額に換算して、最終的にこれだけマイナスなので安くしてくださいという方が説得力がある。

(4) 自分はこの物件を気に入っているのだと、本当は欲しくてたまらないのだという熱意を示す。

(5) ずっと大切にしていきたいという意思を示す。

5. これからコンサルティングの申し込みを検討している人達に伝えたいこと。

(1) 利回りは戸建ての方が良い。

(2) アパートの購入資金を引こうと思っても、融資の締め付けが厳しく、自己資金をかなり求められるので、レバレッジ効果が効かせにくくなっている。

(3) 戸建ては、一度賃貸が決まると長く居住する傾向がある。アパートは出入りが激しい。

(4) 戸建ては自分の家なので、入居者が管理してくれるため、自主管理でも手間やお金がかかりにくい。

(5) 入居者は、管理規約に縛られることなく、自分の自由なスタイルで生活できる。

(6) 株式会社ベルでは、某信用金庫から、株式会社ベルはもちろん、コンサル生も融資を受けられるかもしれない可能性がある。他の戸建て投資の集団にはない強みである。

(7) 第二フェーズにおいて、コンサル生には、新しい投資に挑戦する場が与えられている。